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久しぶりの大森通信です。ここ1、2ケ月間、何かと業務が重なり大森通信を投稿する時間がありませんでしたが、今回は「大森団地夏まつり」をUPします。
今回で3回目の「大森団地夏まつり」が8月23日(土)に開催されました。当日は雨が心配されましたが、天気予報が見事にはずれて申し分のない祭り日和となりました。
前日から駆けつけていただきました「チームかながわSUN」の皆様や、他の支援団体、団地住民との協力で準備が始まりました。お昼にはおいしいカレーライスを食べながらの懇談も楽しいひと時です。
祭り当時はあいにく天気予報では雨マークも。しかも時々雷雨の予報もあり心配しました。しかし、素晴らしい晴天となり、逆に熱中症も心配されるほどです。
かながわSUNのチームには、ライオンズクラブでご活躍の阿部さんご支援の下、「岡山理科大学」と「岡山学芸館高校」の皆様も駐車場誘導に加わっていただき、ご協力をいただきました。
観客の入込状況というと、1回目、2回目、そして今回と年々少なくなってきています。これは仮設住宅を退去していく住民が多くなってきていることの証です。その意味では観客数の減少は何ら問題ありません。仮設住宅の入居の最大目標は「なるべく早く仮設から出ていくこと」にあるからです。
復興状況の遅れやそれぞれの抱えている事情により巣立ちの時期が異なりますが、それぞれが早期の再建ができることと、いつの日か仮設住宅が閉鎖されることを祈りたいと思います。
とはいえ、ここに暮らしている間はお互いに同じ辛い経験した者同士です。せっかく出会った人生、助け合いながら「一期一会を大切に」を合言葉に励まし合い何とか暮らしています。その一つの例として始まった遠島甚句も夏祭りでご披露しました。小生は今回は囃子で出演しました。
第1回目にも出演していただきましたスコッパーズのスコップ三味線で幕が開きました。
また、桃生寺崎の「はねっこ踊り」や歌声ボランティア様、千葉SPB歌声ボランティア様も祭りを盛り上げていました。
3回連続で出演された「渡波獅子風流塾」の皆さんの躍動的な獅子舞と素晴らしいバチさばきには会場が圧倒されました。
岡山から駆けつけた学生さんも太鼓を習っていることのようで熱心に見入っていました。
やはり、祭は参加することが何より楽しいものです。仮設住民のカラオケにはかなり熱が入ったようです。カラオケだけでもイベントを組めそうです。
盆踊り、遠島甚句なども披露され無事に祭りも終了しました。
全員で協力しての後片付けも終了し、慰労会が始まる頃には午後8時を過ぎていました。皆様お疲れ様でした。
冒頭の方でも紹介しましたが、今後は仮設団地の住民が年々減少していくことになります。特に、これまでリードしてきた自治会長さんが引っ越しする場合は、後を引き継ぐ役員さんとの引継ぎがいかにスムーズにいくかも重な課題となります。
今後は仮設住宅の再編なども予想されることから新たなコミュニティの構築のためには行政、社会福祉協議会、住民相互などの更なる連携が必要になることでしょう。
震災復興はまだまだ先です。今後とも支援団体の皆様と連携して何かのお役にたてればと思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。次回は仮設住民の皆様へのインタビューも予定しています。
(2014/8/26 玉 通信員)